二条城の南側、押小路の大宮、二条陣屋にむかう角に、『手造り・昔なつ菓子・格子家』と書かれた
小さな看板が目印。 角を曲がると、京都らしい町家と暖簾が待ち受けます。
「ここや、ここや!」
観光ガイドを手にした若い女性から、地元のお年寄りの方までと、幅広いお客さんが来てくれはります。

暖簾をくぐると、あっという間に懐かしいあの日にタイムスリップ。
「うあっ、懐かしい!」思わず歓声が上がります。

 食べ終わると、貝殻がそのまま笛になる黒砂糖味の貝ニッキ=A
針で突くとはじけ出るぷっちん羊羹=@等々、昔懐かしいお菓子が店内所狭しと並んでます。

ここでしか、造られてへん、売られてへん、よそにはないお菓子ばかりで、京都に来たら必ず寄って、
まとめ買いをしていかはる、そんな他府県の格子家ファンの方も多いです。



うちの名物は、「泥棒してでも食べたい。」ほど美味しいと言われた『どろぼう』。
それと、親父のげんこつより堅いと言われた『げんこつ飴』。(今はやわらかくしてます)



黒砂糖をにつけ込んだ「おこし」を “山幸(しゃんこ)”と言います。
“あめ屋”、“あられ屋”、“豆屋”、“せんべい屋”と同じ様に、昔、京には『山幸(しゃんこ)屋』と呼ばれる
菓子屋が何軒かありました。
手間はかかるし、もうからへんし・・・・・。
うちが京都で最期の“山幸(しゃんこ)屋”になってしまいました。
今でもほんまもんの『黒砂糖』にこだわり、店の奥の仕事場で、家のもんだけで、まあぼちぼちやってます。




大正元年、田中製菓(初代田中喜一)として創業。以来、菓子製造卸を専門に営業して来ました。
平成元年に町家の自宅を生かして『格子家』を開店。
京の駄菓子ブームや、町家ブームの火付け的な役目が出来たような気がします。(笑)


田中 伸二 昔なつ菓子・格子家

京都市中京区大宮通押小路角市之町180

075−841−4464


田中製菓・三代目

田中 伸二